初めての絵画買取

絵画の買取を考える

ふだんは触ることのない倉庫や押入れから絵画を発見するケースや、非相続人から絵画を譲り受けたという話はよくあります。

こうした絵画は、美術品を嗜む祖父母や、絵画好きの夫によって集められた場合が多いもの。しかし、誰も使わないのであれば、集められた美術品も意味を成しません。絵画に関心のない女性の中には「不用品なら専門の買取業者に買取ってもらいたい」と考える方も多いはずです。とはいえ、売却するための詳しい手続きがわからないという方も少なくありません。

そこで、絵画の売却手順や売却に必要なポイント、絵画買取業者の比較する方法をご紹介します。

絵画売却するため手順とは

絵画を売却する方法は主に、「出張鑑定」「宅配鑑定」「お店で直接鑑定」の3つあります。

出張鑑定

出張鑑定を依頼する場合、売却したい絵画の情報や鑑定日時を前もって業者に連絡。専門の業者が直接自宅まで絵画の鑑定に訪れます。こちらから出向く労力や絵画の運搬・梱包などの必要もありません。

出張費用は無料。査定額に納得できない場合は、キャンセルも可能です。鑑定を依頼した際は運転免許証や保険証など、本人確認のできる書類を用意しておきましょう。

宅配鑑定

専門の鑑定士が近くにいない、という場合は宅配サービスを利用し、絵画を直接鑑定士のもとへ届ける方法があります。

選んだ店舗の鑑定士に鑑定を依頼できますが、宅配中の絵画に傷がついてしまうと、鑑定額のマイナスポイントになりますので注意が必要です。

また買取業者によっては送料を負担しなければならないところもあるため、宅配鑑定を依頼する際は、事前に確認しましょう。

お店で直接鑑定

お店でじっくり鑑定してもらいたいという方や、自宅の場所を知られたくないという方はお店で直接鑑定してもらうとよいでしょう。直接鑑定士に査定額の理由を聞けるほか、納得できない査定額はキャンセルできます。
ただし、お店へ運ぶことになるためサイズの大きな絵画や点数の多い絵画は、もち運びに苦労してしまいます。

鑑定の前に知っておくべきポイントとは

鑑定を依頼する前には、こちらで絵画の詳しい情報を集めておきましょう。
日本画・洋画(西洋画)・水彩画などのジャンルや、作者名を知っておくことも大切です。
そのほか、本体の大きさを測ることも重要です。サイズを測る際は、メジャーを使い額縁部分を含めないようにしてください。

絵画買取業者の比較方法とは

専門の鑑定士は、ジャンル別に美術品の得意分野がわかれており、すべての美術品を正確に鑑定できるわけではありません。
そのため、複数の絵画買取業者に依頼するのが得策といえます。
買取業者の見積もり額はもちろん、業者の実績やお店の経営年数もチェックしておきましょう。
査定額から割引されることがないか、やはり売却をやめたい時にクーリングオフ制度があるかなどもポイントです。

不用品をそのままにせず、一度買取業者に連絡してみましょう。