お金が貯められる通帳の活用法とは

お金を貯める方法として活用したいのが通帳です。カードでお金をおろしている・記帳は2~3週間まとめて行っている方は、通帳を賢く使用しましょう。今回は通帳を活用するポイントについてご紹介します。

使ったお金を可視化する

お金が貯まる人の特徴は、使ったお金を可視化していることです。銀行のATMで下ろす回数は月1回~数回と決めていて、生活費と臨時出費は分けて出金し、必ず記帳をしています。

一方、コンビニATMをよく利用する人は、通帳が使えないぶん記帳ができません。通帳記帳をしない人の多くは、自分が使うお金の履歴に興味がない傾向にあります。

また、毎月使うべきお金を具体的に決めていないと、使いすぎても「まあいいか」と、そこで終わってしまいます。ボーナスが振り込まれたときに記帳すると、使いすぎたお金が補てんされるため、自分のお金の使い方を把握できず、なかなかお金が貯まらない…という状況に陥るのです。

引き落とし口座は2~3つにする

通帳記帳をこまめにしていても、引き落とし口座が4~5つあると、お金の動きがわかりにくくなります。メインの給与口座とは別に、公共料金や保険料などの引き落としがそれぞれ別だと、引き落とし日や金額をすべて把握しなければなりません。
さらにクレジットカードの場合は利用日の翌月以降の引き落としなので、口座に入っている料金を事前に管理しておく必要があります。

一方、貯まる人は使う通帳・貯蓄専用の通帳・特別出費用通帳の3つを持っているのが特徴です。使う通帳は給与が入る口座で、家賃や公共料金などの支払いや引き落としを1つにまとめています。給与が入ったら別の口座に移すといった手間を省けられ、記帳すると1ヶ月出ていくお金が一目でわかるメリットがあります。

貯蓄専用の口座は、毎月給与の一部を積み立てる口座のため、残高が増える仕組みです。貯金オンリーの口座のため、下ろすことはありません。貯まる通帳の残高を見れば現在の貯金が一目でわかります。

特別出費用の口座は、冠婚葬祭のような急な出費で必要になるお金を管理する口座です。毎月5,000~1万円程度確保しておくと、いざというときも慌てません。

毎月給与が入る口座を利用するのも手ではありますが、毎回お金を引き落とす手間が発生し、かつ生活費とそれ以外のお金が管理しにくくなるのがネックです。お金の行き先がわかるよう、生活費を除いたお金は別の口座で管理しましょう。

記帳をクセづける

通勤途中時の場所や利用するスーパーに設置されているATMの営業時間を確認し、立ち寄った際に記帳をするクセをつけましょう。給料支給日の2~3日後に必ず入金されているか必ずチェックしてください。