聞き手の数が多い、少ないはあっても、人前で話す機会はたいていの人にあるもの。人前に出るとすぐに緊張してしまう、緊張から思うように話せなくなるといった方は少なくないはずです。こちらでは、プレゼンや発表でできるだけ緊張せずに話せるようになる方法をご紹介。意識を少し変えるだけで、緊張はほぐすことが可能です。人前でも緊張せず話せるようになりたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもの緊張の原因は?
緊張の原因は「人に見られている」という意識。プレゼンや発表などで緊張している方のほとんどに共通するのが、まさにそれです。
一人でプレゼンや発表の練習をしていてもそれほど緊張せずに話せるのは、第三者に見られている意識がないため。反対に、第三者の視線に意識が向くと、同じプレゼンや発表でもたちまちドキドキしてしまうでしょう。このように、人に見られているという意識は緊張に大きく関わりがあることがわかります。
緊張をほぐす方法
緊張は第三者の視線に意識が向いていることによるものですから、緊張しないためには第三者の視線から意識をそらす必要があります。そのためには、どのような方法をとればよいのでしょうか。
「見られる側」から「見る側」になる
人に見られている意識をなくすためには逆転の発想で、自分が見られているのではなく、自分が周りを見ていると思うようにするのが有効です。
可能なら、聞いている人の様子をチェックしてみましょう。相手の目を見ると緊張してしまいやすいので、目の周り、着ている服や髪型など相手の特徴的な部分を見るようにすると良いです。さらに、そこからその人について想像を膨らませてみると、見られている意識はより薄くなって気持ちに余裕が出てきます。
また、人を見るのが難しい方はプレゼンや発表をする場所の装飾をチェックするのも1つの手と言えるでしょう。「自分は見られているけど、こっちだって相手を見ているんだ」というように意識を変えられると緊張しにくくなります。
手に物を持っておく
手に何かを持ったり、どこかに触れたりするのも緊張をやわらげる方法の1つ。手と物の設置面積が大きければ大きいほど安心しやすいとされているので、しばらく持っても疲れないような軽くてほどほどに大きいものが良いかもしれませんね。
何も持てる物や触れるものがなければ、自分の両手を握るだけでも効果が期待できます。一番大切なのは「自分には緊張をやわらげる方法がある。だから、もし緊張しても問題ない」と大きな気持ちでいることです。